かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

大学祭へ

近くの大学で学園祭をやっていたので行ってみた。
広い駐車場。キャンパスは高層ビルが建ち、まるで新興都市のよう。



グランドでフリーマーケット。目を引くものなし。



定番の賑やかな模擬店をすり抜けて展示ブースへ。



まずは華道部。花のいい匂い。春夏秋冬をテーマにして花を生けているそうな。「ふーん」でも野生の花材がないなぁ。ススキとか、柿の実とか。
アンケート「いちばん気に入った作品は?」で一つ選ぶ。偶然、妻と同じものになった。



次は写真部。モノクロが多いが、仕上げが汚い。若い頃の暗室作業を思い出す。見る側からしてみれば、もうすこし見やすい方が伝わり方も違ってくるはず。体裁ばかりが目に付くのは私の感性も鈍ってきたからだろうか?



地理歴史研究会では滋賀県湖北を取り上げていた。湖北の地理や歴史を手書きの明朝体文字で書いていた。
「なんで、手書きなん?」と訊くと「むかしから会の伝統なんです」ふーん、かなりの労力やねぇ。

美術部。期待していたが、入ってみてびっくり。段ボールで洗濯機を作っている。名付けて「故意ランドリー」洗濯はできないが絵を選択することはできます、とある。なんのこっちゃ。
肝心の絵は数点だけ。これでは選びようがない。部員はたったの12名だという。絵が好きな若者って減ってきたのか?



書道部は隣の部屋から洩れるバンド演奏がうるさい。
私が選んだのは「火山湖のみどりにあそぶ初燕」傑作。



あと、生物研究同好会も期待していたが、「ペンギン」特集ということでペンギンのことをなにやら書いていたが、文字ばかりで面白くなかった。
受付で「周りの生き物とか調べてへんの?」と訊いたら「はい」おいっ、どこが生物や!私は安威川にアジメドジョウがいるかいないか、それが知りたいんや!君らの先輩はここでタガメを展示していたぞ!

「近頃の大学生」はどうなんだろう。
好きなこと、やりたいこと、ちゃんとあるのだろうか?
「逃げるな!楽な道行くな!」
映画「若者たち」で三郎が言った台詞が今でも引っかかる。やっぱり時代錯誤なんだろうか。

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