かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

メジロの巣材集め

今はまさに鳥たちの繁殖の季節。先日出くわしたメジロ。ススキに止まっています。おっ、これは良さげな巣材!向きを変えて、と。おっとっと。ちょっと長いなかぁ。まあいいか。それっ!メジロは枝上にお椀型の巣を作ります。巣材にはコケ、枯れ草、シュロ、…

イワカガミ

山地の林床の岩場にイワカガミが咲いていました。思いがけない出会いでちょっと嬉しかった。イワカガミの近縁にはオオイワカガミやコイワカガミとかがあるらしいが、私には違いが分からない。ブナ林帯ではないからオオイワカガミではないと思うが。ウグイス…

引越し 後編

季節は移ろい、1年があっという間に過ぎる。「時間よ止まれ!」と呪文をしても時は止まったりしない。空になった席にいつかまた誰かが座る。5年生になった春。三郎の家の軒下にもツバメがやって来た。親ツバメはせっせと泥を運んできて巣を作り、産卵し、抱…

引越し 前編

三軒となりの空家に三郎が引っ越してきたのは4月に入ってからのことだった。マツダオート三輪トラックに山積みされた荷物の中に自転車は見当たらなかった。その夜、竹夫の家の玄関にお土産を持って挨拶に来た母親の横に三郎はいた。たたきの上でペコッと頭を…

水温む

アオサギも。ゴイサギも。クサガメも。カルガモも。ダイサギだって、春の陽気に気持ち良さそう。

花をちぎったのは誰?

陽気に誘われて近くの公園へ。桜は見頃で、子連れのヤンママがお花見をしている。ソメイヨシノにヒヨドリがやってきて蜜を吸っている。くちばしは花粉で黄色く染まっている。エドヒガンの足元に花びらが散乱している。見上げるとヒヨドリ。花をちぎっては捨…

花を見た日

春告花を2種見た。一つはフクジュソウ。1,000m級の山の登山道から逸れた残雪の斜面。黄色い花びらをパラボラアンテナのように広げて咲いていた。シカが食べないのはキンポウゲ科のせいだろうか。もう一つはミヤマカタバミ。こちらは標高500mの山地の日陰。登…

ウグイスカグラ

久しぶりに訪ねた雑木林でウグイスカグラ(スイカズラ科)の花が咲いていました。毎年今頃、桜の開花と合わせるように咲きますが、趣きは正反対。ひっそりと人知れず咲いています。突然の雨のしずくに花びらが濡れています。畦にはツクシ。大物のシマヘビも…

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