かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

タカの渡り

「え-っと20番鉄塔の左上、雲バックにふたつ!」「どこ?」「あこ!ふたつでまいまい」「あーおったあ!遠いなあ」「その下にもひとつ!」「はいはい、薄口やな」これはれっきとした夫婦の会話。あえて注釈すれば、まいまいは旋回中のこと。薄口とはサシバ…

ナツアカネとアキアカネ

今日も萩谷公園へ。60羽はそこそこの結果。ヒマな時間帯にそこら辺に止まっているアカトンボを採ってみた。胸の模様を確かめるには捕まえて見てみるのが手っ取り早い。ナツアカネにアキアカネ、リスアカネが採れた。手早く写真を撮り、すぐに逃がしてやった…

リスアカネ?

きょうの萩谷公園のタカ渡りは14羽。あまりに退屈なので、園内を散歩する。水の干上がった人工水路。その脇にアカトンボが止まっている。そーっと近づき、パチリ。翅がツマグロで腹部だけが赤い。胸側の黒いすじを見ると、途中で切れている。ナツアカネ?で…

アオゲラ

アオゲラはキツツキの仲間。北海道以外の日本に生息する留鳥。日本にしかいない日本固有種。「大阪府のレッドデータブック」(2000)に掲載されている準絶滅危惧種(現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」として上位ランクに移…

休日出勤

巷では連休というのに仕事をした。鳥類のラインセンサス。予め決められたコースを歩いて、出現した鳥の種数を記録してゆく。2日間で5コース、4ポイント、約18kmを歩いた。今日は脚に身が入って上がらなかった。巷が休みの日に仕事をするとなんだか気が滅入…

カンタン

鳴き声で虫の名前が分かれば楽しいだろう。でも私が分かるのはちょっとだけ。エンマコオロギ、カネタタキ、クツワムシ、ウマオイ、マツムシ、アオマツムシとカンタンくらい。鳴き声が分かっても姿はなかなか見つからない。「リューリューリューリュー」クズ…

夕焼け

同じ場所から一週間、夕焼けを見続けたくたくたになるまで遊んでふと見上げた空はあかね空「あしたのおみやげタコみっつ!」一日の終わりの台詞はいつもそれあの頃と何一つ変わらぬような夕陽地球もまんざら捨てたもんじゃないあしたいい日でありますように……

海へ

山の人間が海へ来ると何をしていいのかわからなくなる水平線遠い景色羽を休める水鳥海風自分の小ささに途方にくれる海は広いな大きいな

讃岐うどん!

大阪の人間は味にうるさいという。そうかもしれない。高いお金を払って旨いものを食べる。それでは納得いかない。安くて旨くなければ許さない。近所に安くて旨いうどん屋がある。屋号は「太郎」今日の昼も行ってきた。カウンターだけの小さな店だがうどんは…

きみは誰?

カッコウやホトトギスの仲間を杜鵑(トケン)類と呼ぶ。トケン類は夏鳥として渡来。冬はインドや東南アジアへ帰る。ジュウイチ、カッコウ、ツツドリ、ホトトギスの4種が日本で繁殖。別種の鳥に「托卵」させることで有名。この4種、よく似ている。繁殖までは…

ハラビロカマキリ

おいキミ、そこのキミ!キミはどこのもんじゃい!オレはここのもんじゃい!挨拶もせずに朝からずっと居座りやがって邪魔でしようがない。なに?鳥を見てる?あやしいな。人間のすることは信じられんからな。どれ。ん?なんも見えんぞ。鳥なんか見んとこのオ…

さんぽ

朝、4時半に目が覚めた。昨日までの4時起床の仕事のせいだ。いちど覚めたらもう眠れない。こじろうも起きてきた。「こじろう、さんぽ行こうか」団地内のいつものコース。先へ先へとリードを引っ張る。こじろうはしつけの効いていないチワワ。握りこぶし大の…

九月のうた

「おいキミ、そこのキミ」「キミは悔いなく生きたかい?」ヒトはいつも乱暴に私に問いかける。「一度きりの人生、悔いのないように生きよう!」と。でもその言葉のすべてをあなたに問い返したい。あなたこそ悔いなく生きていますか?と。アオスジアゲハの翅…

アオアシシギ

鳥たちの渡りが始まった。シギ、チドリも渡っている。アオアシシギ。旧北区、ユーラシア大陸で繁殖し、冬はインド、東南アジアを経てニューギニア、オーストラリアで過ごす。沖縄では一部が越冬。その途中で日本に立ち寄り、休憩、採餌する。全長32cm、中型…

スターマーク