かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

ニイニイゼミが右足で羽化!

ある日の雨の日の午後。

鳥の調査をしている友人O君からラインが。

14:05「いま、セミがぼくの右足で羽化してます!」

なに?

送られてきた画像。(O君の了解を得て、アップしています)

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14:16「ついに殻を抜け出しました!」

14:19「もう羽が伸びたようです」

ニイニイゼミのようだ。

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14:28「あとは乾くのを待つだけなんでしょうね。まだしばらくはセミも私も動けなさそうです」

ちょうど同じ時間に、我が家の庭のキンモクセイ止まっていたニイニイゼミを撮影して画像を送る。

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それから。

16:44「無事に羽化が完了したようなので、そっと枝に移してサヨウナラしてきました」

ニイニイゼミは小さな可愛いセミ。幼虫は土の中で木の根の師管という部分から養分を吸って約4年過ごすという。そして土から出てきて羽化。成虫は太陽の下で約1か月過ごす。羽化時の幼虫は全身泥だらけで、すぐに見分けがつく。木の幹の地面に近いところで羽化することが多く、それが功を奏したのだろうか?

土中の生活と太陽の下の生活とどちらが快適なのか?

本人に聞いてみないとわからないけど、成虫になれば、ダニやらヤドリガやら捕食者やら「敵」はいっぱいいる。

でも良かったね。O君は恩人だね。雨の中、2時間半も「木」になってくれて。小さな命を気遣ったO君。ありがとう。お疲れ様でした。

嬉しい一日になりました。

 

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