かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

ことしも断念

5月25日。
本来ならこの時期、夫婦で小旅行をしている。
かみさんへの「慰労」と銘打った信州・戸隠への探鳥旅行。

今年も昨年同様、中止せざるを得なくなった。

5月に入ってから、こじろうは早起きになった。
今朝は4:06、昨日は4:30、一昨日は4:40。連日夜明け前。一番早い日は5/12の2:45、未明だ。
先月まではヒトより遅かったのに。
就寝は19:30~20時頃。
朝方、「川」の字の真ん中から起き、吠えながらぐるぐる左回りに徘徊。すぐに我々が目覚め、用意しておいたフードに急いでお湯をかけてふやかし、外へ連れ出す。


大便2、小便1を済ませ、連れ戻し食事。
白内障で見えないのに、食欲旺盛。いっきに平らげる。


その後内服、スポイドで水やり。


それから二度寝。やっと落ち着く。



あー、私たちは寝不足だ。
どうしてこんなに早く起きるようになったのだろう?
分からない。
せめて私たちが起きる時間に起きてほしいのに。

主治医に相談して、睡眠導入剤を処方してもらって3日目になる。
効果は出ていない。
「蓄積して効果が出てくるかもしれない」と言われたが、あまり信じていない。

老犬介護。

旅行を断念したのはこれに尽きる。
こじろうは17歳4か月。ヒト年齢で100歳。
昼間は放ったらかしでもいいのだけれど、早朝のパニックを考えたら、娘に任せるのにも気が引ける。
本来は娘が「親」なのにね。
こじろうの世話は娘以外の「住民」はまったくの無関心。

当の娘は職場復帰を果たし、孫の保育所通園も決まって、忙しい日々を送っている。

次、行く時は最後かもしれない。

こじろうが早いのか、はたまた私が早いのか…。

「必ず連れて行ってやる!」と約束した戸隠行きは果たしていつ、実現するのだろう?







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