かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

3年ぶり戸隠へ

「すい臓がん」が見つかってから1年と7か月。
私の余命はあとどれくらいだろう?
「そのうちより今のうち」
いま、一番行きたいところは?
もちろん、「トガクシ!」
 
先週、念願の戸隠高原へ行ってきました。
3年ぶり、やっと行けました。「こじろう、行ってきたよ!」
いつものマイカーは止めて安全を期して電車とレンタカー。
体調はその1週間前に輸血して万全。少なからずの副作用はあるものの、主治医からのゴーサインももらいました。
同行メンバーはKさん、Tさんとかみさんの4人。
 
3泊4日、ずっと快晴。
みどりが池から戸隠連峰を望む。「ああ、この景色が見たかったんだ」
 
植物園内にはまだミズバショウカタクリも残っている。
3月までの暖冬の後、4月になって積雪があったそうで、芽吹きが一休み。ミズナラやハンノキは少し遅い芽吹き。
木道はあちこち傷んでいて、足元注意。
おまけに若熊がミズバショウの新芽を食べに園内をうろうろしているそうで、連日目撃例があるそうな。
 
まずは園内で見た花たち。
 
 
 
エゾハルゼミも。
 
キバシリ。
 
声を頼りにやっと見つけたクロツグミ。これこそ探鳥の原点。
 
コルリ。空に向かって大きな口を開けてさえずっています。
 
まだまだ続きますが、ちょっと一息。
常宿の「シャレー戸隠」
 
オーナーが4年前に代わられて、献立メニューに変化が。大好きな山菜料理が少なかったのは残念だった。
食堂からの風景は素晴らしい。
 
再び園内へ。
 
 
 
ジジュウカラがエゾハルゼミを捕まえました。
 
 
 
 
ノジコ。
 
最後はミソサザイ
 
結果は4日間で52種。コムクドリが見られず、クロジは声だけ。残念。
 
お昼は4食とも蕎麦屋のはしご。
「戸隠堂」の大ざる。
戸隠特産の「ネマガリタケ」のざるに盛られた「ぼっち」と呼ばれる玉が5個で「ざる並」、大ざるになればぼっちが2玉増えます。
蕎麦はどの店も美味しいですが、つゆには微妙な違いが。でもどの店もみな美味しかった。
 
4日間、体調に異常は出ず、至福の時間でした。
「そのうちより今のうち」
行けて良かった!
お疲れさまでした。
 
スターマーク