かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

裏山でキビタキ

雨が上がった今朝、
我が家の北にある古墳、将軍山からキビタキのさえずり。


唯一の望遠ズームレンズに一脚をセットして普段着で探しに出かける。

鳥居をくぐり、階段を上る。


エゴノキの花が咲いている。


「ピッコロロ、ツクツクフィー」「ホッヒィー、フィフフー」
流暢なさえずり。


声はすれども姿が見えず。
待つこと10分余り。

近くに寄って来た!空バック、露出ミス。


真上に来た!お腹ばっかり。


結局まともなのは撮れず退散。

キビタキ夏鳥。九州から北海道、カムチャツカ半島、中国大陸に渡来し、低山から山地にかけての林で繁殖する。
雄は鮮やかで目立つが、雌は地味。

20年くらい前に比べて個体数が増えたような気がするが、気のせいだろうか?

「バードリサーチニュース」にこんな記事が。

1990年代後半は全国的に夏鳥が減少し,東日本を中心に亜種キビタキの減少も報告されている.ところが2000年代に入ると,キビタキの個体数が増えているという声が全国的に聞かれるようになった.なかでも山口県では,1980年代後半から2000年までに繁殖分布が6.1倍に増加した.
 個体数の増加の原因は定かではないが,キビタキは主として枯死木にある入り口の広い半開放性樹洞を利用して繁殖し,こうした樹洞は管理された植林地では少ないことから,林業の衰退や里山の放棄によってキビタキに適した営巣環境が増えたことが要因のひとつであると推測される.実際,放棄竹林が営巣環境として利用されることで,西日本において新たな繁殖地が成立した可能性がある.

ふーん、なるほど。
鳥って林相と深く関わっているんだ。

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