かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

銀の蝶

雑木林を歩いていると
何やら白いものが落ちています。

 
屈んで見てみると、蝶でした。
ウラギンシジミ。翅の裏が銀色の蝶。

 
年間で1~2回発生し、第2化のものがそのまま成虫で越冬し、翌年の春に活動を始め、産卵し、世代交代を繰り返します。
幼虫の食草はマメ科のフジ、クズなどの花やつぼみ。
成虫は花には訪れない。
 
カシなどの常緑樹上を飛んでいることが多いが、地上で見かけるのは珍しい。
風の当たらない、陽だまりを選んだのだろうか。
 
越冬する「秋型」は「夏型」に比べ、前翅の「つま」の尖り方が鋭いそうだが、
私には判らない。そう言われれば鋭いようにも見えるが。
 
右の後ろ翅が欠けている。

 
これは♂なのか♀なのか。
翅の表を見れば判るのだが。
表の色は裏と違って鮮やかだ。
夏の光を浴びた♂の赤は見違えるほど美しい。
 

 

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