かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

ルリタテハ再び。

8月4日に1頭が羽化して以来、10月に入ってホトトギスの花が咲き出しました。f:id:kakeyan60am:20191106223240j:plain

傍にはルリタテハの幼虫が数匹。こんなの初めてです。花は大丈夫なのかな?f:id:kakeyan60am:20191106223338j:plain

塀を隔てたお隣さんのプランターホトトギスにも2匹の幼虫発見!f:id:kakeyan60am:20191106223412j:plain

10/25、お隣さんから「蛹になりましたよ!」預かることに。残りの1匹は行方不明とのこと。f:id:kakeyan60am:20191106223538j:plain

で、我が家の幼虫はなかなか蛹にならず、10/30、近づいて観察してみると、2匹ともお腹に「繭」が付着。幼虫は突くと動く。f:id:kakeyan60am:20191106223648j:plain「何これ?」

検索してみると、これは寄生バチの繭。ハチの名はタテハサムライコマユバチとか。ハチがルリタテハの幼虫の体内に産卵し、そこから産まれた幼虫バチがルリタテハの幼虫の養分を餌に繭を作るという。だから終齢期が長くなるという。2匹いた幼虫は2匹とも繭が付着していた。

残念だが、これも自然の摂理。そのままにしておいた。

 預かった蛹は保護し、室内で観察、暖かい日は日差しの当たる場所に移動させながら羽化する日を今か今かと待ちわびていました。(傍にいるのはアゲハの蛹、来春まで羽化しないでしょう)f:id:kakeyan60am:20191106223815j:plain

 

そして今日6日、15:05羽化していました!

蛹化して12日目。またしても瞬間を見逃してしまいました。「ま、いいか」f:id:kakeyan60am:20191106223951j:plain

赤いおしっこのあと、16:00外へ出してやる。一旦、私の手に止まるがまだ翔べないので、西日の当たるすだれに止まらせる。f:id:kakeyan60am:20191106225053j:plain

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今夜はもう一晩、我が家で泊まることにしてもらった。明朝、放蝶します。f:id:kakeyan60am:20191106224123j:plain

ルリタテハは成虫越冬。食餌はどうするのだろう?熟した柿の実や花の蜜などでしょうか?限られる餌で冬を越せるのでしょうか?

そこまで心配することはないのかな?

どうか、元気で生き延びてください。

追記:

翌朝7日、7:49庭のミニトマトの葉っぱに移してやりました。

少し翅を広げていましたが、すぐに静止しました。f:id:kakeyan60am:20191107092508j:plain

9時過ぎ、陽が当たりだし、翅を広げて、9:03青空へ翔び立っていきました。

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