かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

オオミズアオ

5月8日、オオミズアオを見た。
林縁部の地面でごそごそ動く物体。
背の低い草をよじ登っては倒れ、何度も同じことを繰り返している。
よく見るとオオミズアオらしい。



自然の行為は放っておくべき事なんだけど、
私が目撃したことも考えれば自然の成り行き。
棒切れをそばに立ててやったのも自然の成り行きとしよう。
するとそれに登り、摑まったまま動かなくなった。
羽化したてなんだろうか?
水青色の翅は若葉のように透きとおって美しい。
あちこち汚れているのは這いずり回ったせいなのか。



オオミズアオは羽開帳10cm位の大きなヤママユガの一種。
蛹で越冬し、成虫は春と夏の2回発生する。
よく似たオナガミズアオは食草が違うらしい。
オオミズアオはモミジ、サクラ、ウメ、コナラなど。
止まっている頭上にウメの木があった。
オオミズアオでよさそうだ。

顔つきはどことなくウサギのよう。パンダにも似ているような。



16時過ぎてもそのままだった。
天敵に襲われないうちに世代を引き継ぐよう祈りつつその場を後にした。

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