かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

りんごジャムを食べながら。

「ことし最後のりんごジャム送ります。味はどうだか…。柿は食べ過ぎると胃を悪くするので、ちょっと足りない目に食べてください。来年もよろしくお願いします。」

Nさんから荷物が届いた。f:id:kakeyan60am:20191227175744j:plain

中には熟れた柿と手作りりんごジャム。f:id:kakeyan60am:20191227175813j:plain

翌朝、早速「いちづパン」に付けた。

この色、なんと美しいこと!f:id:kakeyan60am:20191227175855j:plain

美味しい!f:id:kakeyan60am:20191227175927j:plain

あっという間にパンを食べ尽くした。

Nさんはサラリーマン時代の同僚。そしてがんサバイバー。

「ことし最後のマンモ検診でした。結果はOK。丸7年を無事迎えることができ、感謝です。」とライン。

いつもアドバイスをいただく。便秘にはサツマイモが良いとか、がんにはきのこ類が良いとか、亜麻仁油が良いとか…。有難い。サバイバーだから説得力があり、がん患者の痛みも分かってくれる。Nさん、ありがとうございます。

Nさんだけではない。私はみんなに助けられながら生きている。感謝の気持ちで一杯だ。

 

きのう、クラウドファンディングのプロジェクト「膵がん腹膜転移の患者さんに希望の光を。新しい治療法の挑戦へ」の領収書が届いた。最終的には1702名の支援があったそうな。

「多くの癌腫のなかで、20年前とあまり治療成績が変わっていないのは膵がんくらいで、21世紀に残された大いなる課題であります。しかしながら、ここ5-10年間で膵がん治療にも"治療成績の改善”という大きな変化が起こっています。標準治療が確立されていない膵がん腹膜転移患者さんに治療法の選択が得られるようになること、患者さんとそのご家族やご友人の皆さまに希望という明るい光を照らせるようになることを切望しております。」

臨床試験は2020年1月に開始できるよう準備を行っているという。

膵がんを完全克服するにはまだまだ時間がかかるだろう。私には間に合わないだろう。でもひとりでも多く、一日でも早く、苦しみや悲しみから解放されるのを期待しよう。

頑張ってください!関西医科大学 胆膵外科教授 里井壮平さん!

 

 

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