かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

戸隠高原へ 後編

翌日も園内へ。
今朝もコルリとクロジは鳴いていない…。どこへ行ったのか。

 
昨日と同じ場所で昨日と同じさえずり。ノジコ?。
姿をMさんが見つけた。中位の細枝に止まり、こちらを向いてさえずっている。ノジコだった。
アカゲラ♂が巣穴を掘っている。それを♀が点検に来る。きのう、ここで交尾していたペアだろうか?

 
これはアオジ

 
これはノジコ。日本固有種。
私の好きな鳥のひとつ。アオジも好きだが、ノジコも好き。さえずりも姿もアオジに似ているが、アイリングが目立つ。

 
遠くからコルリのさえずり。聞き耳を立てて行方を確認する。
高台園地の方角だ。急いで移動。途中、大砲カメラマン2名がいたが声には反応せず。対象外なのか。
息を切らせて登り切った所でさらに近くからさえずり。
枝越しに発見!若い個体か。双眼鏡の画面が弾んだ息で揺れる。
良かった、やっと見れた。全員確認!

 
ただ、クロジはさらに遠方でさえずっているのを聞いただけだった。残念。ま、いいか。
 
一旦帰って朝食後スキー場でヒバリ、モズ、ニュウナイスズメ鏡池アオサギハシビロガモ、トビ、ノスリ、ハチクマ。
きょうまで無料の牧場で高原モズ?、コムクドリ。牛と対面。

 
昼食は「よつかど」。ざる大盛り780円安い!

 
食後帰路へついた。23日で確認種数は57種。
途中、電線でオナガが見送ってくれた。
 
わざわざ6時間もかけてやってくる値打ちがここにはある。
それは「鳥を探す楽しさと喜び」を堪能できるから。それはバードウォッチングの基本。
ここほどそれを裏切らない地を私は他に知らない。
もっと近くにそんな地があればそこに行くのだが、そんな地は未だ見つかっていない。
また来年も来る羽目になりそうだ。
おわり。

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