かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

これがボクらの道なのか!

今朝の新聞のある記事に釘付けになった。

「無理心中?一家4人死亡」
母子の遺体のそばにあった携帯電話には、「仕事がなく、生活も苦しい。このままでは子どもも産めない。ご飯も食べられない」などと打ち込まれたメールが残っていたという。




辛くて、悲しい事件だ。

自営して10年。私にも「仕事がなくなる」危機感は常にある。
しかも基本報酬料はここ数年据置きで生活向上は見込まれない。
幸い、子供は自立。切迫感がないのはそのせいか、それとも根っからの脳天気のせいなのか。

一方、テレビではブランドエコバッグに群がる人々が映る。

この国は何かがおかしい。
そして何かに腹が立つ。
この気持ちを何にぶつけていいのか

 おお今も昔も変わらないはずなのに
 なぜこんなに遠い 
 ほんとのことを言ってください
 これがボクらの道なのか

これはむかし、「五つの赤い風船」が歌っていた歌詞の一部。
40年も経っているのに今だに実感する。
この国は何も変わっていないのではないのか?




私は人を信じたい。だから、
二度とこんな悲しい事件が起きないように。
真面目に働いているものが苦しまないように。
とりあえず私は投票所に行く。

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