正義感と優しさと
菅野医師は「津波警報が鳴った直後に、病院上階への患者の搬送を開始。2日後に患者全員がヘリコプターで搬送されるまで自分は避難しなかった。3日後、妻の出産になんとか間に合ったという。
朝日新聞の「ひと」欄で彼は言う。
「あの時は誰もが正義感と優しさで行動した。私は彼らの代表に過ぎない」と。
正義感って何だろう?優しさって何だろう?
あの日、私は岐阜のビジネスホテルに居た。
激しい揺れが長く続き、怖かった。
仕事を済ませて帰り道、高速を北へ向かう何台もの消防車、救急車とすれ違った。
「この人たち、なんて凄いんだろう!」
試しにと台数を数え始めたが、126台を過ぎたあたりで数えるのを止めた。
すれ違うたびに涙がこみ上げてきた。
大型連休中に多くのボランティアが被災地を訪れた。
「お互い様」の合言葉で。
横浜から来たHさん。
「家でごろごろしているのなら少しでも役に立てればと、そんな気持ちと体だけで来た。困っている時はお互い様だから」
正義感と優しさ。
それは「目の前の困っている人に手を差し伸べること」ではないだろうか。
国の一大事だというのに手を差し伸べない族がいる。
いま、一致団結しなくていつ、するの?
私は民主党支持者ではない。ただ、今の菅さんで頑張ってほしいと思う。
長年続いた自民の膿はたやすく出ない。党利党略やバッシングの前に手を差し伸べようではないか。
国民全員一丸となって復興!
日本がひとつのチームなんだから!
復興とは覚悟すること。決意すること。
決意なしに行動はできない。
一人ひとりが被災者の立場に立って考えてみよう。
さて、我が家のお米は宮城県産。いつまで口に入るだろうか?