かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

ありがとう

朝日新聞1面の連載記事。
シリーズ『孤族の国』「真っ暗借家 39歳餓死」に涙が出た。
どうして?餓死なんて死んでも死にきれんやろ?
39歳は息子と1つ違い。
救いの手をどうして出さなかったのか?

景気低迷、就職難。厳しく溜息の出る日々が続く。
私たちが望んだのはこんな世の中だったのだろうか?

でも…私は明日を信じる。

この1年、無事に過ごせたことに感謝しよう。
この1年、ありがとう。

7年2,592日、60億㌔の旅を終え、帰ってきた小惑星探査機「はやぶさ」はまさに奇跡。
それには到底及ばないけれど、
走行距離26,000㌔。無事故、無違反。自分でお疲れさんと言う。

別れと再会。
親父の手をお湯で拭いてくれた看護婦さん。
下痢の私のためにお粥を作ってくれた女将さん。
携帯を拾ってくれた名もなき都会人。
干し柿を送ってくれた「たにし」さん。残りあと5個!
年が暮れようが明けようが、変わらずきょうも犬猫の世話をするアークのスタッフ。
トイレのおばあちゃん、ほんまにありがとう。

自然、生き物、にんげん、友だち、家族、みんなにありがとう。

生きていればきっといい事がある。

この1年、ありがとうございました。


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