かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

戸隠にて その2

ここは繁殖地。
越冬地や渡り途中では見られない美しい姿。美しい声。
鳥たちのさえずりは
私たちのために鳴いているのではない。
でもひと時、聞きほれていたい。

10ん年前、
まだクロジのさえずりも、ノジコのさえずりも知らなかった頃。
初めて訪れた時の事、今でも覚えている。
感動と興奮の余り寝付けなくて、未明に起きた事。
「モミの木園地」でコーヒーを沸かして飲んだ事。
あの頃はバリアフリーの木道もなくて、水道があった。
今はきれいな木道になり、水道もなくなり、園地はロープで塞がれた。
代わりにヒール姿の観光客。園内に着メロが鳴り響く。




大砲を構えたカメラマン?がミソサザイの巣の前で陣取る。
おかげで狭い木道は渋滞。
巣の写真を撮って、一体何を自慢するのか?

ここでは私たちは訪問者。
「静かに」「巣には近づかない」などの
最低限のマナーを守って堪能したいものだ。






翌日は雨になった。
結局2日間で45種。ちょっと少ないが、こんなもんか。
また来年。来たいが来れるかなあ。

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