かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

身近な虫たち



目の前の草原にしゃがんでみる。
じっと目を凝らすと、いるいる。
トンボにチョウにバッタに毛虫。カメムシ、ゾウムシ、アブにカミキリ。
僅かな草原にたくさんの昆虫たち。
地球は虫の惑星。
私たちは虫たちと暮らしている。

日浦勇 著の「海を渡る蝶」で、大阪市内のチョウはこの100年のあいだに
種数が半分以下に減ったという。個体数では数十分の一になっているという。
おそらくチョウだけの話ではないと思う。

土をコンクリートで覆い、雑草を刈り、街路樹の葉は朽ちることはない。
都会に生き物が棲めないようになってしまった。
私たちは生態系を壊してしまった。

ベランダに柑橘類や花を植えるだけでチョウがやってくる。
公園を原っぱにすればバッタやカマキリ、
小さな池をつくればカエルやトンボがやってくる。
地球は虫の惑星。
私たちは虫たちと暮らしている。

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