サシバ!
やっと見れました。サシバです。
地元にやってきました。
「ピックイィーッ」
斜面からの鳴き声で確認。谷を行ったり来たり見え隠れ。同時に3個体出現も。
①この個体は眉班があります。眉班があるのは雌だといわれていますが、雄にも眉班がある個体も。果たしてどちらでしょうか?
①個体の上面。左の大雨覆が乱れています。
①とは別個体。
斜面から出てきたこの個体。足に何か持っています。
谷を渡って西の斜面に隠れました。
これは?餌運搬?求愛給餌?それとも自分で食べる?まだ特定の斜面に執着はしていないのでしょうか?
とにかく、今年も地元に来てくれてよかったです。
開発でズタズタの地元ですが、無事に繁殖できることを祈っています。
ツマキチョウ
晴天が続いています。
だけど、悲しいかな私はまだサシバを見ていません。
どこにいるのでしょうか?
ひと昔前なら「里山のタカ」としてもっと普通に見れたのに…。今やレッドリストの仲間入り。やっぱり休耕田が増えたせいでしょうか?
ウワミズザクラが咲き出しました。
フジの花も。
アケビの白い花。右が雌花、左が雄花。
シロヒトリが道路を横断中。意外と速い。食草はスイバ、ギシギシ、イタドリなど。毛虫だけれど、触っても毒はありません。
近くにホオジロが来ました。意外と美しい。繁殖期だからか。泥の付いた嘴、羽先がすり減っています。
チョウ。「ん?これは。怪しいな」
すばしっこくて画像はブレブレです。
ではでは秘密兵器を。ジャーン!
捕虫網の登場!
昔、網を「志賀昆虫社」で買って、「振り出し竿」と合体させた物。
2回目で捕虫成功。やっぱりツマキチョウの雄でした。
ツマキチョウの成虫は年に1回、春のこの1か月位しか見られません。林縁部の日当たりのいい所をひらひらと飛翔し、なかなか止まってくれません。前翅の外縁(ツマ)部分に黄色の紋があり、飛んでいると見分けにくいのです。
証拠写真を撮ってすぐに逃がしてやりました。
怖い思いをさせてごめんな。見れて良かったです。
点滴しました。
きょうは通院日。
採血の結果です。
白血球が下がり、好中球数も下がっています。
カリウムが上がっています。殆ど毎日食べている、苺のせいでしょうか?ぜんぜん気にしていません。美味しいと思う物を食べられるだけで幸せですから。
診察の結果、従前どおりの点滴になりました。
処置室、今日は空いています。
看護師さんの話では「患者さんはきょうは3人だけ」とか。ある日は満室の日もあったのに。どうやら主治医のシフト変更が原因だそうで。
2液の点滴が終わったのが、13時過ぎ。3液目の点滴を始めて帰路へ。
「腹減ったぁー」
しぜんとラーメン屋へ足が向く。
14時前というのに、店は結構にぎわっていた。
初老?のマスターの前のカウンターに座り、その所作を見ていた。私はオープンキッチンの店が好き。所作を見ていると、元気が出てくるような気がする。
無心に食べたあと、一瞬マスターと目が合った。
「美味しいです。いつも」思わず口走った。
「ありがとうございます!」
会話はそれだけだった。でも、気持ちが通じたと思った。
たかが一杯650円のラーメン。されどラーメン。
明日からの食欲不振の前に食べられて良かった。
こちらこそ美味しいラーメン、ありがとう。
また来ます。
予期せぬ出会い。
「あーサシバが見たい。」
春のサシバの渡りが見たい。春のサシバは島伝いに九州南部へ上陸後、四国をかすめて近畿地方に入るという。さて、どこを飛んでいるのだろうか?内陸に入ると分散してしまうのか?過去2012年4月12日に地元で40羽近くの渡りに遭遇した記録がある。それからは多くは見ていない。サシバ、見たいなぁ…。
見通しのいい所を日参してみた。
近くでウグイスが囀っている。
ヒガラが巣材を探している。
天気はいいのに、どないなってんねん。
「ピョッ ピョッ」小鳥の小群。「ん、マヒワか?」
「違う、イスカや!」
針葉樹からサクラの木に移る。ちょっと興奮して、後ずさり。
すぐに飛び去った。20羽くらいいたか。
予期せぬ出会い。予測もしていなかった。
イスカは大阪府では冬鳥として渡来。年によって渡来数に変化があり、全く来ない年も。私が見たのは2014年だから7年ぶりということになる。
今回はサシバは見れなかったけれど、イスカの顔に免じて許しといたる。
五郎さん。
「黒板五郎」こと田中邦衛さんが88歳で亡くなられた。
ドラマ「北の国から」の始まりは1981年10月から1982年3月まで、フジテレビの金曜劇場で22時から放映されていた。
あの頃私は30歳過ぎ。サラリーマンで団地住まい。すでに結婚していて、子供がおり、上が息子、下が娘、ちょうど純と蛍のような年齢で、自分の立場と置き換えて観ていた。
雪子おばさん(竹下景子)、涼子先生(原田美枝子)、草太兄ちゃん(岩城滉一)、中畑のおじさん(地井武男2012年70歳没)、中畑のおばさん(清水まゆみ)、清吉さん(大滝秀治2011年87歳没)、笠松杵次(大友柳太朗1985年73歳没)、正吉(中澤佳仁)、正吉の母みどり(林美智子)、純と蛍が捨てられた靴を店頭で探している時に声をかけ一緒に探した警察官(平田満)、三日月食堂の店員(キネマ旬報主演女優賞伊佐山ひろ子)。五郎の名セリフ「子供がまだ食ってる途中でしょうが!!」。れいちゃん(横山めぐみ)、トラックの運転手(古尾谷雅人2003年45歳没)。泥の付いた壱万円札2枚を「記念に取っておけ」と純に返す。菅原文太2014年82歳没、大地康雄、宮沢りえ、内田有紀、唐十郎、岸谷五朗、杉浦直樹2011年79歳没。
あれからもう40年近く経っている。亡くなられた方も多いのに、何ひとつ色褪せていない。
2002年「遺言」でのラストシーン。純のつぶやきがすべてを語っている。
恥ずかしいくらい父さんは泣き
恥ずかしいくらい父さんは走った
でも僕はその父さんに感動していた
父さん、あなたは素敵です
あなたのそういうみっともないところ、昔の僕なら軽蔑したでしょう
でもいま、僕は素敵だと思います
人の目も何もいっさい気にせず、ただひたむきに家族を愛すること
思えば、父さんのそういう生き方が僕や蛍をここまで育ててくれたと思います
そのことに僕らは今ごろようやく少しだけ気付き始めてるんです
父さん、あなたは素敵です
五郎さん、おつかれさま。
ゆっくり休んでください。
嬉しいことの二つ三つ。
庭のシュンランが咲き出しました。
今年は15本も花が付いています。こんなに多いのは初めてです。
ネモフィラも花盛り。「種から咲いたんよ」とかみさんは自慢げです。
キュウリグサを見つけました。小さな小さな花。葉を揉むときゅうりの匂いがするとか。小さすぎて葉を摘むのはかわいそうです。
フリージアも満開。
山椒の芽吹き。暫くは「木の芽」に使えそうです。
どんぐりから育った5年目のコナラ。
ピラカンサにネコハエトリグモ。雌かな?
アゲハの蛹はまだ羽化しません…。
きのう、嬉しいことがありました。
それは他人からみれば他愛もない出来事だったりしますが、私にとっては大袈裟じゃないけれど、生きてゆく勇気が出るような出来事でした。それを解ってくれる人もいます。そんな人がいることを私は幸せだと思います。
いつものように、スーパーへ買い物に行き、お昼はパスタのチェーン店へ。「ペペロンチーニ」が食べたくなったのです。久々の支店は店長が異動されていました。
店内は子供連れでいっぱい。「そうか、春休みか。」「どうする?」「せっかく来たから入ろうか。」
いつもの「蒸し鶏とほうれん草と松の実のペペロンチーニ」を注文。
だいぶ待って、熱々が届く。
「あれっ、松の実がないで!」店員さんに訊く。「すいません、松の実無くなったんです。」
なぬっ。それって手抜きやないか。てなことを言いながら頬張る。普通に美味しい。
でもなぁ…。
昔は「アンチョビとフレッシュトマトのペペロンチーニ」から始まって、それがすぐにメニューからなくなり、今度は松の実が無くなったのかい。松の実くらい入れておけや!我家にでもあるぞ!
チェーン店やからかなぁ。なんか、寂しいなぁ。また新規の美味しくて安い店を探さなくては。
帰宅後、陽気に誘われて近所を散歩した。
ヒバリを久しぶりに見た。
オオジュリンはまだいた。
公園には桜の花を求めてヒト、ヒヨドリ、メジロ、スズメなどがやってきていました。
「ツイーッ」の声。スズメの囀りかな?とカメラを向けると、なんか違う。
「あっ、ニュウナイスズメ!」
撮影後、10数羽の群れが南へ移動していきました。今季初、ご当地初です。
ニュウナイスズメは大阪府では冬鳥扱い。繁殖は本州中部以北の北日本。春の移動途中の個体だったんでしょうか?まさかです。やっぱり見てみないと分からないですね。
ルンルン気分で帰宅。
ガレージに車を止めて何気にアゲハの蛹を見ると…。
羽化!
バタバタと支柱を登っています。やばい、レスキュー!
優しく両手で覆い、柚子の木に止まらせる。14時54分。
風がきつい。必死で捕まっている。何とかしなきゃ。翻ってプラスチックのボードを持って来、風防にする。幾分ましか。まだ強い。しかも日陰。
この子は女の子かな?お腹のふくらみが雌のように見える。
しかし、なんて美しいんだろう。
翅が伸び切るのを待って、割り箸に一旦移し、日の当たるピラカンサへ移す。風も弱く、ここなら一安心。
ずっと見ていた。そして思い出していた。去年の秋、君を見つけた時のことを。そして冬を雨のしのげる屋外へ移したことも。寄生バエにやられていないか心配で、何度もお腹を押したことも。その時はごめんな。そして…。16時16分。
大きく羽ばたいて青空へ消えていきました。
「よかった!」
とても嬉しい。こんな経験しなくても人は生きてゆける。でも、でも、なんか違う。この泣けてくるような感動はなんだろう?たかが虫一匹のことだけど、今もどこかで「いのち」をつなぐために翔んでいる。そのことを想像してみる。そして無事にいのちがつながることを祈ってみる。私にはそれくらいのことしかできないけど。
生きていれば逃れようのない宿命のような辛いことがある。奮い立たせても落ち込んで。でも時々、ふわっと嬉しいこともやって来る。
シュンランだって、庭の花々だって、ヒバリだって、オオジュリンだって、ニュウナイスズメだって、アゲハチョウだって。
みんな私への「エール」かもしれないのだ。
みんなありがとう。