かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

嬉しいことの二つ三つ。

庭のシュンランが咲き出しました。f:id:kakeyan60am:20210330072347j:plain

今年は15本も花が付いています。こんなに多いのは初めてです。f:id:kakeyan60am:20210330072456j:plain

ネモフィラも花盛り。「種から咲いたんよ」とかみさんは自慢げです。f:id:kakeyan60am:20210330072604j:plain

キュウリグサを見つけました。小さな小さな花。葉を揉むときゅうりの匂いがするとか。小さすぎて葉を摘むのはかわいそうです。f:id:kakeyan60am:20210330072639j:plain

フリージアも満開。f:id:kakeyan60am:20210330072711j:plain

山椒の芽吹き。暫くは「木の芽」に使えそうです。f:id:kakeyan60am:20210330072754j:plain

どんぐりから育った5年目のコナラ。f:id:kakeyan60am:20210330072835j:plain

ピラカンサにネコハエトリグモ。雌かな?f:id:kakeyan60am:20210330072923j:plain

アゲハの蛹はまだ羽化しません…。f:id:kakeyan60am:20210330073006j:plain

 

きのう、嬉しいことがありました。
それは他人からみれば他愛もない出来事だったりしますが、私にとっては大袈裟じゃないけれど、生きてゆく勇気が出るような出来事でした。それを解ってくれる人もいます。そんな人がいることを私は幸せだと思います。

いつものように、スーパーへ買い物に行き、お昼はパスタのチェーン店へ。「ペペロンチーニ」が食べたくなったのです。久々の支店は店長が異動されていました。
店内は子供連れでいっぱい。「そうか、春休みか。」「どうする?」「せっかく来たから入ろうか。」

いつもの「蒸し鶏とほうれん草と松の実のペペロンチーニ」を注文。

だいぶ待って、熱々が届く。
「あれっ、松の実がないで!」店員さんに訊く。「すいません、松の実無くなったんです。」
なぬっ。それって手抜きやないか。てなことを言いながら頬張る。普通に美味しい。
でもなぁ…。
昔は「アンチョビとフレッシュトマトのペペロンチーニ」から始まって、それがすぐにメニューからなくなり、今度は松の実が無くなったのかい。松の実くらい入れておけや!我家にでもあるぞ!
チェーン店やからかなぁ。なんか、寂しいなぁ。また新規の美味しくて安い店を探さなくては。

 

帰宅後、陽気に誘われて近所を散歩した。f:id:kakeyan60am:20210330073123j:plain

ヒバリを久しぶりに見た。f:id:kakeyan60am:20210330073209j:plain

オオジュリンはまだいた。f:id:kakeyan60am:20210330073256j:plain

公園には桜の花を求めてヒト、ヒヨドリメジロ、スズメなどがやってきていました。f:id:kakeyan60am:20210330073344j:plain

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「ツイーッ」の声。スズメの囀りかな?とカメラを向けると、なんか違う。
「あっ、ニュウナイスズメ!」
撮影後、10数羽の群れが南へ移動していきました。今季初、ご当地初です。f:id:kakeyan60am:20210330073622j:plain

ニュウナイスズメ大阪府では冬鳥扱い。繁殖は本州中部以北の北日本。春の移動途中の個体だったんでしょうか?まさかです。やっぱり見てみないと分からないですね。

 

ルンルン気分で帰宅。
ガレージに車を止めて何気にアゲハの蛹を見ると…。
羽化!
バタバタと支柱を登っています。やばい、レスキュー!
優しく両手で覆い、柚子の木に止まらせる。14時54分。f:id:kakeyan60am:20210330073722j:plain

風がきつい。必死で捕まっている。何とかしなきゃ。翻ってプラスチックのボードを持って来、風防にする。幾分ましか。まだ強い。しかも日陰。
この子は女の子かな?お腹のふくらみが雌のように見える。
しかし、なんて美しいんだろう。f:id:kakeyan60am:20210330073827j:plain

翅が伸び切るのを待って、割り箸に一旦移し、日の当たるピラカンサへ移す。風も弱く、ここなら一安心。

 

ずっと見ていた。そして思い出していた。去年の秋、君を見つけた時のことを。そして冬を雨のしのげる屋外へ移したことも。寄生バエにやられていないか心配で、何度もお腹を押したことも。その時はごめんな。そして…。16時16分。f:id:kakeyan60am:20210330073950j:plain

大きく羽ばたいて青空へ消えていきました。
「よかった!」

とても嬉しい。こんな経験しなくても人は生きてゆける。でも、でも、なんか違う。この泣けてくるような感動はなんだろう?たかが虫一匹のことだけど、今もどこかで「いのち」をつなぐために翔んでいる。そのことを想像してみる。そして無事にいのちがつながることを祈ってみる。私にはそれくらいのことしかできないけど。


生きていれば逃れようのない宿命のような辛いことがある。奮い立たせても落ち込んで。でも時々、ふわっと嬉しいこともやって来る。
シュンランだって、庭の花々だって、ヒバリだって、オオジュリンだって、ニュウナイスズメだって、アゲハチョウだって。
みんな私への「エール」かもしれないのだ。
みんなありがとう。

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