かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

クマゼミ産卵。

朝4時40分、ヒグラシが鳴きました。

立秋を過ぎて、すっかりクマゼミが鳴かなくなりました。

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7月の終わり、面白い光景を見ました。


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私の部屋の窓の網戸にクマゼミが止まりました。

おなかの形からメスだと分かりました。

そのメス、網戸を伝いながら、産卵管を出しています。出したものの、何の抵抗もなくてまた引っ込めます。それを繰り返し、最後は諦めて飛び去りました。

そしてきょう、よく鳴いていたキンモクセイを調べてみると、産卵痕がありました。

分かりますか?ささくれ立っているのが産卵の痕です。何のセミかは分からないですが、たぶんクマゼミだと思います。

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クマゼミは枯れ枝に産卵、卵は翌年の梅雨の時期に雨の水滴をきっかけにしてふ化、幼虫は木を降りて土の中へ潜ります。そして土中の木の根の養分を吸って成長し、4~5年後再び土から這い出し、羽化します。そんなサイクルを繰り返しています。

ではなぜ枯れ枝なんでしょうか?

私の推測ですが、生木なら木が傷を修正しようと何らかの防御をするからではないでしょうか。それが卵の成長に不利になるからかも知れません。単なる推測ですが。

とにかく、メスはちゃんといのちをつないでいるのです。

立派です。

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