かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

ツマグロヒョウモンが羽化しました

始まりは去年の冬でした。
狭い花壇のビオラの葉裏に小さな卵を見つけました。




すぐにツマグロヒョウモンの卵と想像しました。
ツマグロヒョウモンの食草はスミレ科。ビオラもそのひとつです。

6月に入って幼虫が目立ってきました。
観察していると、花まで食べています。


花期を過ぎた花壇からまだ花勢のあるプランターへ移してやりました。


幼虫は棘がありますが、刺したり毒があったりしません。可愛いです。
だいぶ大きくなりました。


6/24、夕方、ウッドデッキの桟で前蛹になりました。


6/25、12時。蛹に。まだ体表が透けています。突起も金色になっていません。


6/26、体表が黒く、突起も金色になりました。
どうしてこんなに鮮やかな金色なのでしょう?不思議でなりません。


梅雨に入り、雨に濡れる日が多くなりました。

7/3、蛹になってから8日目、「そろそろ羽化かな?」でも明日は雨予報。
夕方、意を決して室内に移動しました。これで雨はしのげます。


そして今朝7/4、5:55、目覚めるとすでに羽化していました。雌です。
残念、羽化シーンを見逃してしまいました。
でも無事羽化できてよかった。


外へ連れ出すと雨は止んでいました。私の手に移り、羽を広げました。何回も何回も。
それは羽化できたことを喜んでいるかのように見えました。


庭の紫陽花の枝に止まらせて。


数分後、目を離している隙にいなくなっていました。
どこかへ飛んでいったようです。

花期が過ぎてみすぼらしいプランター
結局ここで3頭のツマグロヒョウモンが羽化していきました。


チョウが羽化しただけのことですが、なにか清々しい朝になりました。


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