かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

カギシロスジアオシャク

新緑の里山を散歩しているとヘンなものを見つけた。
コナラの若葉に何かがくっついている。



はじめ、枝か虫こぶかなと思った。
でもよーく見ると青虫?
どっちが前でどっちがうしろか分からない。
背中?に棘まで出ている。
コナラの枝に似せて擬態している。
何だろう?

とりあえず、画像を「幼虫図鑑」 http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/index.html
に送り、同定依頼。
結果は「カギシロアオシャク」の終齢幼虫。



カギシロアオシャクはシャクガ科アオシャク亜科のガの仲間。
成虫は緑色した翅に白線が入り美しいらしい。

しかし、どうしてこんな姿に進化したのだろう。
「似ている」と誰が、どこから見て判断するのだろう。

おりしも今は鳥たちの繁殖時期。
鳥たちは動物性たんぱくを求めて捜し回っている。
私の目は欺けなかったけれど、果たして
鳥たちの目を欺いて無事に蛹化、羽化して成虫になれるのだろうか。

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