かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

クリスマスの夜に

昨日は通院日。
いつものように採血し血液検査。
結果は…。
赤血球、ヘモグロビン、ヘマトクリット値がパニック値。
 
化学療法は取り止め、急きょ輸血入院となる。
 
いったん帰宅、入院の用意をして病棟へ。
 
「あーあ」
 
午後4時ごろ血液が届く。
輸血開始。今回は800ml。
主治医は「2回に分けて明後日退院かな」
私は駄々をこねて「明日帰りたいです!」
結局、一日で2本、800mlの輸血となった。
輸血前の血管穿刺がまたもや大変だった。
結局、3人の看護師が入れ替わり、やっと3人目で成功した。
 
 
輸血途中に夕食が来た。
献立にはチキンとショートケーキ。
「そうか、きょうはクリスマスなんや」
 
輸血しながらスープを飲んでおにぎりをぱくり。
変な感じ。
チキンはかじった程度。ケーキには手が出なかった。ごめんなさい。
 
午後8時過ぎに終わった。
発熱、発疹、動悸などの異常は無し。無事終了。
 
4人部屋でたった一人。広い個室と看護師と笑う。
1人きりのクリスマス。
今夜は耳栓は要らない。
それでも安定剤と入眠剤を飲んだ。
「3年生存率」が頭をよぎる。
 
そして今日の午後、退院してきた。
疲れたのか、こたつで2時間爆睡してしまった。
 
今年の治療はこれで終わり。
年明けは阿武山探鳥会の翌日。
無事に任務を全うできるだろうか?
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