かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

がん3年生存率

夜中の3時に目が覚めた。
考え出したら寝られない。だから起きる。
 
9月12日、国立がんセンターがプレスリリースした。
「がん3年生存率」
全国の拠点病院268施設から306,381件のデータを集計。
すい臓がんは15.1%、最も低い数値。
 
「あくまでも平均的な数字であって、個々の例に必ずしも当てはまるとは言えません」との但し書きがあるが、実例であることには間違いない。
 
3年後、いや2年後かもしれないが、私はいないかもしれない。
 
人の命の保証なんて誰しも分からない。
でも、健常者と罹患者とは同列には並べられないのも事実。
 
 
私は、どうすればいいのだろう?
 
抗がん剤を打ち続けながら、副作用と闘って、青白い顔で、家族に負担をかけながら、3年後には……。
 
ああ、未練は山ほどある。
 
「その日」までに会いたい人や生き物がいっぱいいる。
一人、一匹、一羽、一頭、一本、一株、一輪、一時……。
 
会って、感謝を言いたい。
「同じ時空に会えてありがとう」と。
 
私が逝ったら直葬
我家で霊安、好きな音楽を流してほしい。翌日には火葬。
通夜、告別式、坊主は不要。遺骨は散骨。
多留見峠、竜王山、出灰、戸隠森林植物園、白樺峠。
いったい誰が行ってくれんねん!
 
「もう会えないかもしれない」
 
そんな思いがずっとある。
だから会いたい。
会いに行けないときは会いに来て欲しい。
いつでもいい。
 
私はここで待ってます。
 
 
 
 
 
 
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