かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

当選!


いつも楽しみに読ませていただいております。


68歳になる自営業です。


ヒト年齢になぞえると96歳になるチワワを寝かしつけ、


日が傾きだしたデッキで夕刊を読んでいます。


「かっこいい新聞の読み方」じゃないけれど、私にとっては至福のひと時と     なりました。                                            


   
「一語一会」自由だ!


いいですね!79歳の野田さん、私も頑張らなくては、と思いました。


斉藤健一郎さんの文章。


「舟の上に生涯を浮かべて、日々旅をして旅をすみかとするー。」


野田さんの現在が浮かび上がってきます。


画像がいいです。特に中1の女の子の表情がいいです。


滝沢美穂子さんのこの1枚を選んだ眼力に感服しました。


これからも楽しみにしております。



こんな感想文を新聞社にメールした。
カヌーイスト、野田知佑さんの記事が夕刊に載っていたからだ。

10日後、
「ご当選、おめでとうございます。」と本が届いた。
当たったのだ!たった1名に!


自筆のサインまである!


「やったね!」

「川の学校」この本は徳島県を流れる吉野川で「川ガキ」を育てる学校の話。2000年に移り住んでから17年間、野田さんはそこの校長先生。79歳。すごい!


私の幼少の頃、夏休みになれば毎日、近くの安威川へ泳ぎに行っていた。ズボンの下に海水パンツを穿いて、水中メガネとヤスを持って。
その頃の安威川は澄んでいて、長ケ橋の下は淵になっていて、岩場から飛び込んだり、潜ってヤスで魚を突いたりして遊んだ。
「遊泳禁止」なんて看板はどこにもなかった。
半世紀、いやもっと昔の話。

結婚して子供ができた若い頃、いちど、子供を連れて安威川に泳ぎに行ったことがある。
浅瀬でつかる程度だったが、川から上がってきた子供は川の異臭がした。
「もう泳げない」を実感した。

今は泥砂が溜まり、見る影もない。
この上流に近々ダムができる。

「危ない!近づくな!」の看板。
子供らはいったい、何処で遊べばいいんだろう?

本のあとがきから。
「川ガキがいない風景が淋しくて始めた『川の学校』だが、予想を超える結果・反響に驚いている。
ただ子供を川に放しただけなのだが。
この30年、日本の川に関しては暗い話ばかりだったが、『川の学校』を始めてから、少し希望が持てそうな気がしている。
川人間が増えれば川は復活する。行政がどんなにダムを造り続けようとも。
四国の右端の遠い一画に熱い人間がいて、面白いことをやっている。
これはその話の一部だ。
徳島県阿波踊りだけではない。」





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