かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

冬の野鳥観察会2011

先日の日曜日、「もり・あお・くらぶ」の野鳥観察会があった。
今年で13年目、そして最後の観察会となった。

「もり・あお・くらぶ」は「高槻萩谷総合公園の建設に反対する会」が前身で、開園後は動植物のモニタリングを兼ねた山遊びが主体となった。

I先生率いる元気な子供らがこの会の主役。
今回、教職引退を機にこの会も閉会となるわけで、さみしいの一語に尽きる。

私の担当は鳥。タカの渡りとこの冬の観察会。
私一人では手が負えず、いつも助っ人を依頼、たまちゃん、とんびさん、Tさん。
今回modokiさんは東京滞在で×。

最終回の今年は小学2年生から中1まで総勢16人の教え子が参加。
一昨年、大きな図鑑を持って参加のけいた君はマラソン大会で欠席、弟のちひろ君は今年も参加だ。



ルリビタキが出た。



子供らは元気。鳥が出たら近づく子。池に氷が張っていたら割る子。土俵上で相撲を取る子。仙人のように棒切れで杖をつく子。
見ていてもちょっと危なっかしいが、なぜか懐かしい。まるで小さい頃の私を見ているよう。
「おい子供、静かにせな鳥が逃げる!」
I先生は時々は注意するがあとは放ったらかし。そのへんが子供にとっては快適なのかもしれない。

アオバトの羽が散乱していた。敵に襲われたのか?
他所にもオシドリ、シメの羽が散らばっていた。
羽は素手で触らないほうがいい、羽ダニや羽ジラミがいたりする。




川原にトラツグミが出た。




山遊び、川遊び、ホタルの観察、モリアオガエルの泡巣調査、セミの抜け殻調査、ネザサ刈り、オオムラサキの幼虫調べ、シダ移植地の生息調査、野鳥観察。

年間の活動を通じて彼らはいろんなことを学んだだろう。
山の歩き方、ナイフや火の扱い方、そして山にはいろんな生き物がいて、同じように暮らしているということ。
そんなどうでもいいようなことだけど、とても大事なことを教えてくれたのはI先生だ。こんな奇特な?先生、探したってなかなかいない。君らは幸せ者だ。

君らと鳥を見たことをおじちゃんは忘れない。
またどこかで会おうね。
助っ人の皆さん、お疲れ様でした。ありがとうございました。



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