かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

白樺峠 たか見の広場巡礼記 中編

1泊目の宿は「仙洛」
夕食にきのこ鍋が出た。女将さんにきのこの種類を訊く。
マツタケ、アミタケ、リコボウ(ハナイグチ)、ホウキタケ、ボウズタケショウゲンジ)。美味かった。

翌朝6時30分朝食、7時出発、8時現着。快晴16℃、北東の風4。



今朝は奥の別ルートから登ったが、こちらのほうがえらかった。Nさんに宿の弁当の差し入れ。Nさんは連日、現地で車中泊なのだ。

タカ渡り観察にはいろんな楽しみ方がある。私たちの場合は、発見して、識別して、その勇姿に感動する、そんな楽しみ方。
それにはちょっとした「ちから」が必要となってくる。それは発見力と識別力、そして忍耐力。発見と識別にはそれなりの機材が必要だが、いちばん必要なのは情熱だと思う。
私たちのちからがこの聖地で通用できるのか?




この広場では渡り数の正式な集計は誰も取っていない。多分必要としないのだろう。
試しに私なりに確認できた渡り数を集計してみることにした。

朝からぽつりぽつりと渡り始め、午前中で142羽カウント。

ハチクマ雄成鳥。両P6伸長中。



ハチクマ雌成鳥。右P6欠?左S1損傷。



ハチクマ幼鳥。ろう膜が黄色。



午後からは本格的になり、あちこちでタカ柱ができる。真っ青な空をバックにタカ斑が美しい。



ハチクマ雌?成鳥。両P6伸長中。右S5、左S1も欠。尾羽のどっかも伸長中。



サシバ雌?成鳥。



ツミ幼鳥。指が5本。



オオタカ幼鳥または若鳥。そのうが膨らんでいる。



ハチクマ幼鳥。ろう膜が黄色。



途中でホシガラスが横切る。クマタカも。アオバトルリビタキビンズイも。

結局、16時30分まででサシバ280、ハチクマ90、ノスリ24、ツミ54、その他11で合計459羽カウントした。白樺峠の正式数とどれだけ違うか、楽しみだ…。

2泊目の宿は「富貴の湯旅館」
風呂にシャワーはなし、しかも露天とは別棟。朝食は早くしても7時30分から。仕方なくおにぎりを頼む(前夜に作ったもの!)。
就寝前に携帯で速報を見た。サシバ287、ハチクマ95、ノスリ29、ツミ57、その他15で合計483羽。近似値で安心した。きょうは疲れた。
(つづく)

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