3年ぶりの「たか見の広場」前編
3年ぶりに実現しました。
タカ渡りのメッカ、「たか見の広場」行き。
これも友人Tさん夫妻の尽力のお陰です。
出発は早朝5:30。昼前に白樺峠に到着。茨木からは6時間かかるのです。重いザックを担いで登ります。心配だった登りも休み休みなんとか登り切りました。
背後には乗鞍が。
これが「たか見の広場」。標高1700m。全国からタカ渡りファンがやってきます。
2000年に松本市旧奈川村の許可を得て、「信州ワシタカ類調査研究グループ」が中心となって作り上げてこられた「たか見の広場」。その後コツコツと広げてゆき、ベンチが設置され、居心地がよく、今では数百人が観察できるようになりました。ご尽力された皆さん、管理人の中村さんに感謝と敬意を表します。
早速、用意してタカを探します。
遠方の尾根上にタカ柱。
ハチクマ8羽。
これもハチクマばかり。
雲バックでハチクマ雄成鳥。
これもハチクマ雄成鳥。虹彩が赤い。
これもハチクマ雄成鳥。両翼P5が伸長中、尾羽外側も。
これもハチクマ雄成鳥。
これはハチクマ雌成鳥。両P5と右次列に伸長中が見られます。
ハチクマ雌成鳥。これも両P5と左次列が伸長中。右の次列も怪しい?
これはハチクマ幼鳥。換羽が見られません。
次はサシバ成鳥。
サシバ幼鳥。
ツミも飛びました。
渡っていくタカを見ていると、どうして感動するのだろう?
識別の楽しさ。それもだろう。
羽衣の美しさ。それもだろう。
空へのあこがれ?それもだろう。
ハチクマは片道およそ10,000kmを渡るという。決して平易な旅ではないだろう。そんな彼らを見ているとしぜんとエールを送っている私がいる。そもそもどうして、こんな環境破壊され続ける日本列島にわざわざやってきてくれるのか?いや違う、来て続けてくれるからにはこれ以上の環境破壊をしないように努力しなければいけないのだ。彼らが無事に越冬地へたどり着き、来春も再びやってこれますように。
「頑張れよ!オレも頑張る!」
タカはここまで。後編では小鳥やチョウなどを紹介します。そして、予期せぬ嬉しい出会いも。