かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

初めての手術 鼠径ヘルニア(前編)

先週末、手術入院してきた。
病名は「鼠径(そけい)ヘルニア」http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/saisin/sa540401.htm
2泊3日のほんの短い入院だった。
このブログの本来の趣旨とは離れるかもしれないが、何かの参考になるかと思い、ここに顛末を記します。

経緯:お盆に広島の山中で仕事をしていた。その日も暑い日で、鉄塔にタープを張って日陰を作っていた。小用を足している時、異常に気づく。右の下腹部にぷっくりとした膨らみ。「ん?○○玉か?」いや違う、それは下に付いている。指で押すと引っ込む。離すとまた膨らむ。痛みはない。何なのか。仕事を終え、宿で寝転んでいたら、引っ込んでいる。立つと膨らむ。もしやヘルニアの一種か?ネットで検索、「鼠径ヘルニア」にたどり着いた。
8月末、紹介状なしで高槻赤十字病院へ。診断はやはり「鼠径ヘルニア」。手術でしか治癒できず、手術は1時間程度。入院が必要で、早ければ2泊3日で退院できるという。その場で予約、9月6日入院、7日手術となる。

入院(9月6日):午前中に来院。腕輪を発行してもらい、パジャマに着替える。部屋は6人部屋で私を含めて5人が入院中。それぞれ薄いカーテンで仕切られていて、どんな人がどんな病気で入院されているのか判らない。







昼は院内食。焼き鮭、ポテトサラダ、海藻スープ。お世辞にも旨いとは言えないが、完食。
「きょう入院された方やね?」食事中、同部屋らしいKさんが声を掛けてくれた。「はい、よろしくお願いします」Kさんは胃を全部取ったと言う。その割には元気そうでメニューも私と同じ普通食。「鼠径ヘルニア」であると伝えると「ああ、1週間もしたら退院やわ」と励ますように言われた。1週間?私はそんなに居るつもりはない。
午後、看護婦さんから剃毛の説明。いよいよ来たか。で結局自分で剃ることに。シャワー室で電動バリカンで右半分を剃ってゆく。途中「呼出」ボタンを押して看護婦さんに仕上がりをチェックしてもらう。看護婦さん、「はい、OK!です」トホホ。右側だけがやけに風通しが良くなった。
13:30抗生剤の感染症チェック。異常なし。あとは何も予定がなく、院内をぶらぶら。退屈。ベッドに戻り、持参した鳥図鑑を見るが、すぐに飽きる。18:00夕食。かに玉あんかけ、胡瓜の酢の物、チンゲン菜、完食。食後シャワーを浴びてテレビカードで阪神戦。きょうも勝つ!同部屋のKさんのベッドから拍手が起こる。21:30下剤と眠剤を飲んで就寝。明日はいよいよ手術だ。(続く)




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