かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

アオバズク

時々買い物に行くスーパーの横に
小さな神社がある。
買い物前にちょっと寄ってみた。
境内を歩いていると羽が一枚落ちていた。
もしかするとアオバズク



しばらく探すとやはりいた。
手の届きそうな低い枝に止まっている。
今頃は♀が抱卵または育雛中で、
これは見張り役の♂なのか?



アオバズクは羽角がない中型のフクロウ。
東南アジアから夏鳥として日本にやってきて
大木のある山地や社寺林で繁殖する。
大阪府レッドデータブックの絶滅危惧Ⅱ類。
カテゴリーは「宅地開発などによる生息地の消滅、大径木の伐採、カメラマンの接近による繁殖・生息の妨害」とある。
私も「妨害」者のひとりなのか。
観察していると地元の方も見に来られた。
「ここのはえらく慣れていて、スーパーの車が出入りするのも平気みたいやね」
スーパーができて5年。その前から居ついているという。
早々に撤収し、そのスーパーで買い物をした。

拾った羽は「原寸大羽図鑑」で検索した結果、
やはりアオバズクで右の初列風切2枚目と合致した。
落し物は「私の宝物」になった。
無事に巣立ってくれればいいのだが。

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