かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

点滴しました。

昨日は今年最初の通院日。

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まずは採血。

4週間前に比べて白血球が上がりました。好中球数(%)も上がり、リンパ球(%)は下がりました。腫瘍マーカーは相変わらず右肩上がり、どこまで行くのやら。

 

主治医の判断で、従前通りの点滴治療になりました。

 

N/L比というのは、京都大学名誉教授 和田洋巳先生の「和田クリニックで行うがん治療の到達目標点」に書かれている一文です。

③免疫力を上げる。

我々はこの判定に用いるのは末梢血白血球液像である。

好中球/リンパ球比(N/L比)を2以下、できれば1.5以下にし、リンパ球数を1,500以上、でき得れば2,000以上にする。

と述べられています。

私は今回は2.12。ちょっと高めということになります。

2019年の3月から抗がん剤が替わったことは前にも言いましたが、現在のFOLFIRINOX療法はこの通りです。f:id:kakeyan60am:20210119150109j:plain

標準薬剤は4種類ですが、私の場合はエルプラットという薬は省いています。痺れがきついということです。この療法でもうすぐ2年。何クールという言い方は私には通用しません。この療法で一体いつまで持つか、なのです。

 

「Mさん、26年前のきのう、どこで何されてました?」

処置中の看護師さんMさんに話しかける。

「わたし、奈良で学生だったんですけど、寝てまして。右と左の本棚からドサッと本が一杯落ちてきたこと覚えてます!奈良でも結構揺れましたよ」

「ふーん、私は茨木の団地の5階でテレビが2台倒れて、和ダンスの上が倒れて、もうちょっとでかみさんが下敷きになるとこでした。水屋のガラスと食器が割れて散乱、玄関は何とか開きました。寒かった!」

「もう26年経つんや、早かったような、遅かったような」

「ほんまやね」

と、他愛もない話をしました。ん、計算したら、Mさんはアラフォーか。

大事ないのちなんや。

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