かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

栗拾い(いが痛い)

10月28日、雨。初めてのOB会が無事終わった。
みんな喜んでくれた。ふぅ、やって良かった。
 
新卒入社した製造メーカー。そこで私は17年間勤めた。
 
「若かったあの頃、何も怖くなかった」時代。
 
明るく、楽しい職場だった。
35年ぶりの仲間との再会。みんな歳をとっていた。
 
 
ひょんなことから私が幹事になった。
 
まずは情報収集。連絡先を聞き出し、案内状を送付。
日程、会場、会費設定、出欠確認、テーブル配置、名札作成、式次第などなど。やることはいっぱいあった。
 
「胃が痛い」
 
10月に入ってから症状が出始めた。
かかりつけの医院で胃腸薬を1週間分もらった。
1週間飲み続けても治らない。
追加で18日分もらった。
「なにやろ?」
 
OB会の2日前、胃カメラを飲んだ。
 
検査の結果はOB会の2日後。
 
医師曰く、
「異常はありません。ピロリ菌もいないです」
事情を説明すると、
「たぶん、そのストレスでしょう。僕も会合がある時は胃が痛くなりますよ」
「残っている薬を飲み続けてください」とのこと。
 
とにかくひと安心。
 
やはり幹事が原因だったのか?
 
でも終わってすぐには治らないものなのか。
ま、現在は食欲も出てきて快方に向かっているが。
体重は3㌔減ったが。
 
幹事なんてするもんじゃない。
ただ、みんな喜んでくれて、労ってもくれた。
そのことが一番嬉しい。
これで良かったんだよね。
 
今度、いつ、会えるか分からない仲間たち。
あの時、会ってて良かったと思える日がいつか来るかもしれない。
 
みんな、長生きしようぜ!
 
 
 
 
 
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