かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

マムシ、ヤマビル、ダニに注意!

先日、マムシに出会った。
人気のない林道のガレ場。
はじめは1本の棒切れのように伸びていたが、
近づくととぐろを巻き出した。



逃げる気配はない。
撮影のために近づくと向き直り、照準を合わせてくる。
マムシには鼻孔と目の間に「ピット器官」という赤外線センサーを持っていて、
暗闇でも温血動物の位置が分かるという。
性質はおとなしく、積極的に人を襲うことはないらしいが、
噛まれると命に関わることもあるので注意注意。

その翌日は雨で、同じ林道で今度はヤマビルに噛まれた。
右足首にひっつきむしが刺さったような違和感。
雨具の裾を上げて見ると血で滲んだ靴下の上にヒルが。
やばい!油断していた。
近くにあった石で強引にヒルをそぎ落とし、靴下を脱いで傷口から血を押し出した。
そのあと常備している虫刺され軟膏を塗った。
出血はしばらく続いたが、1時間後位には止まっていた。
ヒルは吸血時にヒルジンという体液を出して血液が凝固するのに必要なフィブリンという蛋白質の生成を抑えているらしい。だから噛まれたら出血が止まらないらしい。
それから数週間後、痒みが出てきた。噛み痕は残ったまま。



雨の日や湿った地道を歩くときは要注意。長靴、スパッツ、ヤマビルファイターというのもある。
ヤマビルについて詳しいことが「ヤマビル研究会」に。http://www.tele.co.jp/ui/leech/index.htm

それから数日後、こんどは別の登山道でダニに付かれた。
ズボンの裾に数ヶ所の点。



中にひときわ大きな点!
なんじゃこりゃ!?でかい!5㍉以上ある!
これもダニ!これもヤマトマダニ?ダニには違いない、脚が8本ある!



虫除けスプレーを吹き付けるがびくともしない。
指で弾き落とす。

結局ダニに噛まれることはなかったが、ダニはライム病などの感染症の媒介者でもあるので注意が必要だ。

これからの季節、マムシヒル、ダニには要注意。足許対策は万全に。

スターマーク