かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

マダニに噛まれた!

「痛っ!」
右ふくらはぎに激痛が走った。
見るとズボンに何か付いている!
手で払うが落ちない。ダニだ!でかい!
 
ここは放棄された雑木林内。
車から降りて約10分歩いて辿り着いた。
シカやイノシシなどが多い所で、道中いたる所にラッセル跡がある。
 
辿り着いた地点で仕事を始めて数十分。
突然の激痛。
ダニは5ミリ以上ある大物。
ズボンからなかなか取れない。

 
殺虫剤を噴霧して無理やりはがす。
こいつ、ズボン越しに吸血しようとしていたのだ。
でかい。通称「イノシシダニ」か?
(あとで検索すれば「タカサゴキララマダニhttp://www1.ezbbs.net/39/issun_no_mushi/img/1338741556_1.jpgにたどりついたが)

 
ズボンをめくって刺された痕を確認したが見当たらなかった。痛みも一瞬だけだった。どうやら危うく難を逃れたらしい。
一件落着、かに見えた。
 
しかし…。
仕事を終え、帰宅し、シャワーを浴びて就寝。
夜中に右膝辺りが痒い。
また持病の痒疹http://health.yahoo.co.jp/katei/detail/ST120050/2/と思い、そのまま眠ってしまった。
朝起きて痒みはなく、すっかり忘れてしまっていた。
その日の午後、再び痒くなり、ズボンを初めてめくって見た。
すると、
ダニが吸血している!
慌ててすぐにピンセットで取り外し、証拠写真。昨日のダニとは違う別物だ。
(あいにく吸血シーンは撮れず)
こいつ、20時間以上も吸血していたことになる。チクショー!

 
傷口には痒疹用の常備薬ダイアコートhttp://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se26/se2646723.htmlを塗った。

 
夕方、傷口が腫れ、熱を持ち出した。
念のため、サンプルを持って皮膚科に。

 
先生「おう、ダニやね!」とサンプルを顕微鏡で観察。
私「ヤマアラシチマダニhttp://www.nadakayak.com/blog/?itemid=6292まで検索したんですが」
先生「ふーん」
私「リケッチアhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%81%E3%82%A2ってマダニは持っているんですか?」
先生「あります。非常に少ないですが」
私「そうですか、ないと思っていました」
先生「念のため、飲み薬を出しておきます。塗り薬はダイアコートでいいです」
頂いたのはミノペン錠100。 http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se61/se6152005.html
 
てな具合で一騒動は決着。やれやれ。
 
ここで教訓。野外(山林)へ入る時は
①足元、衣服、ザックなどに付着していないか、こまめにチェックする。
②忌避剤(私はアースジェット)を携帯し、こまめに噴霧する。
③地面には直接座らない。ザックなどの装備品も置かない(枝にかける)。
④帰宅後、必ず付着チェック。衣服、装備品。
⑤噛まれたらピンセットで外し、傷口が荒れているようなら病院へ。
ダニには要注意です。
 

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