2007-05-06 白井河原のオオヨシキリ 鳥 ここは西国街道に架かる幣久良(へくら)橋。下を流れる茨木川。勝尾寺川と佐保川が合流して茨木川となり、さらに下って安威川、神崎川となり、大阪湾へ注ぐ。茨木川は昔、白井川と呼んだそうな。436年前の1571年8月、ここで「白井河原の合戦」があった。池田氏と茨木・伊丹氏との両軍3,000騎が入り乱れ、白井川が赤く染まったという。今はその面影はなく、狭い道を車が行き交っている。きょうは祭日というのに橋の上流で河川工事をしている。浅瀬にケリとコチドリ。河原から「ギョギョシ、ギョギョシ」とオオヨシキリの声。探すとすぐに見つかった。ススキに止まってさえずっている。オオヨシキリは大阪府では準絶滅危惧種。河川改修等によるヨシ原の縮小・消滅の脅威にさらされている、とある。彼は渡り途中なのだろうか。それともここで繁殖する気なのか。ここにはヨシはほとんどない。一夫多妻の彼には狭すぎる気がする。茨木川がオオヨシキリの赤い喉で染まることはないだろう。