かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

若いホオジロ


今は鳥たちの子育ての季節。
そんな中、一羽のホオジロが道路で死んでいた。

バンダー(鳥類標識調査)をしている友人が遺体を拾ってきた。
首の骨が折れ、内出血している。
死因は激突死だろうか。
幼羽がまだ残っていて、去年生まれの雄若鳥だという。

もしかしたら
若い彼には新妻がいて、
そして初めての子供が生まれていて、
その子のために餌を獲るのに必死だったのかもしれない。

むかし、地球の生命体から生まれたヒトが
今では野生の邪魔者のように思える時がある。
逝ったものと残されたものと。
運命は時にひどい仕打ちをする。

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