評価(79)
親父の古レコードがオークションで売れた。
1枚100円。落札したのは米子市の男性。若い頃、お父さんから貰った大切なレコードを引越しで紛失してしまい、同じ物を捜していたそうな。たいそう喜んでおられた。向こうは大雪だと言う。
親父は若い頃はオーディオマニアだった。高齢で聴かなくなったレコードが段ボールに2箱。私が引き取り、処分することに。古レコードでも喜んでもらえれば嬉しい。評価は79になった。
顔の見えない人との取引は信頼関係で成り立っている。相手の人柄がうかがえるような気持ちの良い取引もある。
ブログを始めて輪が広がった。見知らぬ人が訪れては去ってゆく。でもアークのカレンダーが売れた。ある部分で解かり合える人が集まってくる。顔は見えないけれど、気持ちは伝わってくる。世の中捨てたもんじゃない。
親父は92歳。高知から上阪して高齢者向け住宅で一人暮らしをしている。入れ代わり、立ち代り訪れる子供やヘルパーさんに「おれは幸せもんや」が口癖になった。親父の顔を見ながら今年も暮れてゆく。
今年やり残した事、いっぱいある。思い通りにならない暮し。
♪生きてる事が最高 今、生命がある それで十分♪ですか?豊田勇造さん。