かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

ツルウメモドキとフユイチゴと私


 テレビでは国会中継。「弱い自分がいた」と姉歯氏。
誰にでも弱い自分はいる。でも姉歯さん、あなたのプライドとは何だったのですか?人を包む住まいは人を守る住まいではなかったのか。人の命を守ること。それがプライドではないのですか?
 やりきれなくて散歩に出た。
落葉を踏みしめながら歩く。池には薄氷。リードをはずされた犬が後ろから私を追い越してゆく。少しずつ気分がほぐれてゆく。ツルウメモドキがきれいだ。フユイチゴの実が落葉のすきまからのぞいている。
 私のプライドって何だろう。貴重な鳥のためにその生息環境を守ってやる事?正確で信頼できる調査をする事?身近な自然を大事にする事?自然はこんなに元気付けてくれると言い続ける事?正直な事?いちびりな事?自分勝手な事?…だんだん分からなくなってきた。

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