かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

点滴終了

月曜日は通院でした。

ロビーには大きなツリー。f:id:kakeyan60am:20201202165337j:plain

正面玄関先には見慣れぬ目新しいテント。聞けば、外来の高熱者向けの隔離テントとか。f:id:kakeyan60am:20201202165416j:plain

採血結果。f:id:kakeyan60am:20201202165459j:plain

簡易CTも目立った変化はなく、従前通りの点滴治療に。首から点滴薬をぶら下げて帰宅、その夜は入眠剤を飲んで就寝。

火曜日昼、点滴薬をぶら下げて、「はなまる」へ。「かけ小」、「ざる小」を完食。f:id:kakeyan60am:20201202165544j:plain

残ったネギにハートマークを見つけた。f:id:kakeyan60am:20201202165613j:plain

そしてきょう、点滴は外れました。

 

きのうから12月。

Yさんから頂いた「君平君カレンダー」もあと一枚になった。f:id:kakeyan60am:20201202165652j:plain

「こいぬ」

こいぬは、まいごになりました。

「クンクン、クンクン、こまったな」

じめんに、はなをすりつけて、おかあさんの

においを、さがしてみても、ちがうにおいばかりします。

でも、おとこのこだから、泣くときは、いちばん、

おしまいのときに、しようとおもいました。

「クンクン、クンクン、おや!」

「おかえり」

こいぬが、みあげると、おかあさんが、

やさしい目で、たっていました。

こいぬは、うれしくって、うれしくって、

「キャイン、キャイン」

と泣きました。

 

こいぬがどうしてまいごになったか分からないけれど、おとこのこだから、泣く時はおしまいの時にしようというきもちは分かる。

でも。

私には悲しいことがあった。おしまいの時でもないのに。ぼろぼろ涙を流す私に、お母さんでもないあの人は背中をずっとさすってくれた。

残ったネギのハートマーク。

良いことがみんなにありますように。

 

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