かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

「あるヘラジカの物語」

星野道夫。動物写真家。享年43歳。

24年も前、アラスカでヒグマに襲われて世を去った。

絵本作家の鈴木まもるさんは星野さんと同い年。親交のあった鈴木さんはある夜突然、星野さんが撮った不思議な写真が夢に出てきて、絵本を創ろうとひらめく。そしてコロナ禍のさ中、わざわざ現地アラスカまで飛び、出来上がったという。

天声人語」でなれそめを知り、すぐに書店に注文。返ってきた答えは「在庫なし」。ネット販売でも手に入らなかった。

そして2か月後手に入った。既に第2版だった。

2頭のヘラジカが角を絡ませたまま骨になった写真。(ヘラジカは北アメリカではムース、ユーラシア大陸ではエルクと呼ばれている)

1枚の写真が語りだす大自然のドラマと生命のつながりの物語。f:id:kakeyan60am:20201214132442j:plain

迫力ある絵とつながる命のリレー。どうしてだろう、こんなにすとんと腑に落ちるのは。f:id:kakeyan60am:20201214132545j:plain

アメリタヒバリってどんな鳥だろう?タヒバリに似ているのかな?f:id:kakeyan60am:20201214132620j:plain

読み終えて本を閉じて、もう一度表紙のヘラジカを見た。

星野さんの横顔が浮かんできた。

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