かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

コガタスズメバチの巣

炎天下、垣根の中の雑木を切った。


のこぎりで幹から切り、引きずり出した。
その時、ハチが乱舞、攻撃してきた。
「やばい!」
部屋から殺虫スプレーを持ち出し、ハチに向かって噴霧し続ける。
どうやらサザンカのここら辺から飛び出してくるらしい。
そこにも噴霧。


しばらくして乱舞は収まった。
垣根の裏側からのぞいてみると、巣が壊れ、中身が丸見え状態。
これじゃハチもびっくりするだろう。
雑木を引っ張り出す際に壊れたのだろう。


巣を取り出してみると、まだ幼虫が動いている。
処分方法? 少し考えて、巣ごと熱湯をかけて死滅させた。


巣があった下に成虫の死骸。
コガタスズメバチ


庭の垣根や軒下に営巣。スズメバチの仲間では一番ヒトの近くに巣を作るらしい。
ふだん、性格はおとなしいそうだが、きょうのように巣に異変があった時など襲ってくるという。

でもこんな所に巣があるなんて知る由もなかった。
もし、何も知らずにかみさんが植木の水やりをしたり、孫が葉っぱで遊んでいたりしたら…。
いつ何時刺されるかもしれない。いくらおとなしいとはいえ、巣があることを知らずに近づいて、刺されるケースが一番多いらしい。

コガタスズメバチには気の毒なことをしてしまった。
けれど、仕方がない。

スターマーク