かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

カフェ・厨房 ハラナ

その店は去年の12月に知った。
「Cafe・厨房 HaRaNa」
 
南海電鉄和歌山市駅から歩いてすぐ。
ビジネスホテルの夕食セットプランで訪れた。
 
テーブル席が3つとカウンター。
狭い店内にはプレートとポスターが貼りめぐらさられている。
BGMはJAZZ。
 
仕事は毎月3日間。
はじめは日替わりのセットメニューを頼んでいたが、
月が替わるほどにいろいろ食べたみた。
ハンバーグ、カレー、オムライス、カキフライ、気まぐれパスタ。
みなそこそこ美味しい。Since1983とあるからなかなかの職人。
今のこの店にたどり着くまでの苦い遍歴も教えてもらった。
 
先月、ラーメンが食べたくなった。
「マスター、美味しいラーメン屋さん知らん?」
1つ教えてくれたが、検索してみたが行く気がしなくなった。
「やっぱり来てしまったわ」
「アサリがあるからスープスパゲッティ、作ったろか?」
「それ、いいな」
 
出てきたのがこれ。
 
まずスープ。
「!」
「なにこれ!なんか和風の出汁入れてる?」
「内緒や」とニヤニヤ。
「美味いなぁ」
「アサリがある時でないとできひんで」とニヤニヤ。
完食。スープも飲み干した。これで800円。
 
で、今月も前日にアサリを確認しておいて注文。
舌鼓を打った。
 
ハラナのマスター、なかなかのやり手だ。
また来月が楽しみだ。
もちろんメニューには載っていない。
 
 
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