かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

新名神工事

お爺さんとお婆さんは恒例のフユイチゴ摘みに出かけました。
時期が遅かったのか、積雪のせいなのか、はたまたシロハラに先を越されたのか、さっぱりでした。

 
遊歩道を先へと行くと異様な光景。

 
ヤマセミカワガラスがいた谷に巨大な橋が架かっています。

 
これは新名神高速道路工事。2016年度開通予定だそうで、
地元の山を貫いてゆきます。
地図で見るとここは④辺り。背後には竜王山がそびえています。
中腹にトンネルを貫通させるそうで、うわさでは北側は岩が多く、南側から掘り出すらしい。

 
竜王山はかつては北摂屈指の霊峰として厚い崇拝を受けてきた。伝説によれば、宝亀年間(715~716年)の頃、畿内一帯が大干ばつだった時、開成皇子が来山し池を掘り、八大竜王を召請したことにより、背後に控える山を竜王山と呼ぶようになったと伝わる。
現在は山頂付近西側に八大竜王を祀る神社や宝池寺があり、中腹に七坂七不思議が点在する。
 
折りしも安威川ダム工事も本体工事に着手し、我が故郷の山々はズタズタに切り裂かれ、悲惨な光景です。
 
竜王が棲むという八葉蓮宝池。
たたりなど無ければいいのですが…。

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