放虫シロテンハナムグリ。
きょうの最高気温24℃。
あまりに暖かいのでシロテンハナムグリを放った。
ケースごと土手に置くと、モゾモゾ這い上がってきた。
ケースのふちから後翅を広げるが片方しか広がらない。
それでも飛ぼうとしたが、落ちた。
飛べなかった。
どうしたことか。
おい、大丈夫か?
途方にくれて、結局ここへやってきた。
ここは去年秋、いちばん遅くまで樹液が出ていたクヌギ。
ただ未だ出ていない。
凹面においてやるとスタスタ登りだした。
それがキミとの最後。
サイナラ、がんばれよ。
キミはこの冬、しあわせだったんかな?
私は要らぬことをしたのかな?
シロテンハナムグリは2年生きるらしい。
私が捕まえたのは何年目?
晩秋にまたキミを見かけたら、また捕まえてしまうのか分からない。
目覚めて直ぐだから後翅が広がらないだけ、と思いたい。
たかが一匹の虫けらだけど、気になって仕方がない。
参考記事: