コシアカツバメの思い出
住宅地の外れの電柱。
横アングルの穴に餌をくわえたスズメが出入りしている。
どうやら雛が孵ったらしい。
場所は変わってとある里山。
水田に下りて泥を啄ばむツバメ。
コシアカツバメ。
近くの旧体育館に作りかけの巣があった。
我家にコシアカツバメがやってきて巣を作ったことがある。
これがその時の証拠写真。
物干し竿に止まるコシアカツバメ。うしろには巣が。
けれど、すぐにスズメに乗っ取られ、その巣からスズメが巣立った。
以来、コシアカは寄り付かなくなり、なぜかスズメも使わなくなった。
時々、壁を這い登るヤモリを見るが、そのせいなのかどうなのか。
23年も昔の話だ。
毎年、刻々と変わる巣事情。
それはきっと悲しいことなんだろう。
もういちど我家にやって来ることはないのだろうか?