かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

LOTUS IN THE DIRT

渋滞の高速を横目に私は
水田をめぐる。
きょうは快晴。北寄りの風が心地良い。



タマシギが見え隠れ。



アマサギの今日は集会日?



アオサギも首を伸ばす。



蓮の花が風に揺れる。



槇原敬之の古い歌を思い出してしまった。

「泥沼でもきれいに咲ける花があるなら君はどうする」か。

追記:
8月15日。きょうは終戦の日
戦後生まれは人口の4分の3を超えたという。
新聞の声欄は「8・15語りつぐ戦争」を特集する。
語られる戦争。

原爆投下の広島で日夜遺体を収容し続けたKさん。64年前のきょう、15日。
「兵隊さんご苦労様。これ食べて」と老婆がくれたのは親指大のサツマイモ。

空襲で被弾、死にゆく妹を乗せて大八車を押したお姉さん。
姉20歳、妹18歳の青春だったという。

読んでいくうちに文字が滲んでくる。

「戦争の悲惨さをもっと知らなければいけない」

きのう見た蓮の花がそう言っているように思える。

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