かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

キセキレイ

「黄色い鳥」はいろいろいるけれど、
その代表といえば、キビタキそしてキセキレイ。と思いませんか?(いろいろ異論はありますが…)
その黄色。「どうして黄色なのか!」と思うくらいに美しい。と思いませんか?

鳥には雌雄で体色が異なる種と同じ種がいる。
オオルリキビタキ、キジなどが前者でスズメ、ヒヨドリ、カラスなどが後者。
でも同色でもよく見ると細かい部分で違ったりする種もいる。

キセキレイもそのひとつ。
♂と♀と一見、同じ色のようだが微妙に違う。
まず夏羽。手元の図鑑にはこう記されている。

『♂は頭からの上面が黄緑色がかった灰色腰は黄色。一般に眉斑と顎線は白く、喉は黒い。胸からの体下面は黄色。♀は喉が白っぽく上面も♂より褐色味がある。』で、『♀は喉の色が白いものから黒っぽいものまで変異がある』とも書かれている。(叶内拓哉/写真・解説/日本の野鳥/山と渓谷社

ではこれは?
夏羽♂?                                          (2008.04.11撮影)



夏羽♀?                                          (2008.04.12撮影)



私は今まで喉の色で判断してきた。黒ければ♂。ごま塩なら♀と。
でも解説なら白の♀もいることになる。

続いて冬羽。
『♂の喉の黒色はなくなり白くなる。♀では淡いバフ色ないし黄白色。雌雄とも体下面の黄色味は夏羽よりわずかに薄くなる。雌雄とも似ているが、♀より♂が多少黄色味が強い。雌雄の識別は難しい。』とある。(同上)

じゃ、これは?                                       (2008.08.26撮影)



これは夏羽の♀?それともすでに冬羽の♂か♀?
8月でもう冬羽?(冬羽とは非繁殖羽のこと。繁殖期を終え、夏羽から換羽した羽衣。)
それとも今年生まれの「第1回冬羽」?うーん、難しい。

うーんうーんと唸っていると
そばにいた妻から「キセキレイでいいやん!」と一蹴された。
その通り。なんもかもキセキレイで間違いない。
でもなぁ…。

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