かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

だいじょうぶ?チュウシャクシギ

琵琶湖の帰り道、少なくなった休耕田でチュウシャクシギを見た。
嘴を泥だらけにして土中の餌を採っている。
よく見ると左脚だけで歩いている。
右脚は上がったままで、足がぶらんぶらんと垂れ下がっている。
どうしたのか?
何があったのか?
幸い、飛ぶことはできるらしく、観察中に近くの水田まで飛んで移動した。
ただ、離陸と着陸時の足への負担はどうなんだろう?



チュウシャクシギは日本では旅鳥
繁殖地は旧北区、ユーラシア大陸の高緯度。
ちなみに越冬地はインドからオーストラリア(一部は南西諸島で越冬)で
長距離を移動するシギ。

もう6月というのに繁殖地まで行けるのだろうか?
すこし遅れているだけ?
遅れているのは片足のせい?
だいじょうぶ?



彼の無事を祈りながら、後ろ髪を引かれる思いでその場をあとにした。
きょうから梅雨入り。
今頃何処でどうしているのだろう。


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