2008-03-15 田おこし 鳥 啓蟄が過ぎて田おこしが始まった。農道を走るトラクタの姿が見えるとどこからともなく、鳥たちが集まってきた。鳥たちはトラクタを怖がる様子もなく、起こされたばかりの土塊に潜む餌を探す。水田は冬でも生き物の宝庫。アオサギ、ケリ、ツグミ、ムクドリ、ハクセキレイ。キジバトもやってきた。アオサギは長いミミズをゲット!もうすぐケリやヒバリが繁殖の季節を迎える。農家・農村の疲弊、水田の減反が叫ばれる昨今。全国の米総生産額は'95年3兆1861億円。が'06年には2兆396億円に激減しているという。米価14,000台のコシヒカリ(60kg)を作るのに要する生産費用は16,824円。水田を維持してゆくのはたいへんな事なんだ。水田に依存している鳥や生き物も死活問題なのだ。