かけす・くらぶ

身近な生き物たちの出会いと「すい臓がん」闘病記

空よ

この26日でスマトラ沖地震から3年になる。
被災地インドでは7,300余りの住宅が再建されたが、まだ35,000人の被災者が仮設暮し。
津波で3人の我が子を失った夫婦が始めた孤児院の名は「希望」。
「我が子を思い出すたびに『代わりに今は沢山の子供がいるじゃないか』と思う。子供たちに自分も癒されてきた」と話す。

22日、熊本のデパートで小学生女児が置き去りにされた。
「育てられないので、よろしくお願いします」という内容の手紙を持っていたという。

新聞掲載の虐待ルポが終わった。
サトシ君(17)は同世代の5人と福祉施設暮し。
熱湯をかけてきた母、連絡が取れない父。2人と一緒に暮らすつもりはないという。
「恨んではいない」ただ「なんでオレは捨てられたんやろ。それだけは知りたい」
いつかは結婚したい。でも自分には家庭というものが想像できない、とも言う。

冬の空を見ながらいろんなことを考える。

この空の下、人が生きている。
この空の下、戦争、内乱、災害、貧困、虐待、環境破壊、偽装、薬害は絶えない。

私はクリスチャンでも仏教徒でもないけれど、
この空のどこかに本物のサンタクロースがいたなら、
この空から降りてきてすべての子供らに「贈り物」をあげて欲しい。

子供たちに何の罪もない。





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